大人の発達障害 (大好きなKay)
- Kazue Counseling Room
- 3月26日
- 読了時間: 2分

私の夫の親友の妻であるKayは、少し変わり者であった。
私は彼女がとても好きだった。
とても魅力的なのだ。
ある日、2人でショッピングセンターに行くと、向こうから20代の素敵な若者2人が歩いてきた。
Kayは何を思ったか、小走りに彼らに向かって行き、目の前で立ち止まり、話しかけ始めた。
2人の若者は、一生懸命Kayの話を聞いている。
Kayは子供のように興味津々で、彼らに話しかけている。
私は、遠くからその様子を眺め、Kayとても楽しそうだが、若者は迷惑な様子もなく聞いてくれている。
戻ってきたKayに「何を話していたの?」と聞くと、彼のもっている物に、すごく興味を惹き、そこから昔話までしてきたそうだ。
私は笑った。
こんなこと、大人にできないよな・・・
Kayって本当に素敵な大人だ!
近くに赤ちゃんや、子供がいると、必ず微笑みかけ、話しかける。
知らない人でも、自分が興味を示すと躊躇せず、向かっていく。
彼女はアメリカ人だが、今まで発達障害なんて言われたことは一度もないだろう。
頭がよく、数学の教師をしていたが、退職後は子供達に数学を個人的に教えていた。
好きなことは徹底的にやるが、興味のないことは、どうでもよい。
無理はしない。
日本で生まれて生活したら、相手にされないことも多々あるかもしれない。
アメリカでよかったね。
私は、Kayが大好きだ。
自由に縛られずに生きているから〜
もう1人、アスペルガーの友人がいる。
彼女は、これまた正直で、大好きな人だ。
裏表がない。
職場では散々な目にあってきた。
ひどいことをたくさんされてきた。
彼女は、いつでも自分が感じたことを正直に表現する。
「顔は笑っていても、目が笑っていない」「一度お水はもういらないと言いました」
私にとっては、当たり前のことを素直に言っているだけで、とても清々しいのだが、本当のことをずばっと言われて、引いてしまう人が多いのは、日本人らしいなと思う。
建前の社会で生きている日本人の中では、こう言った特性を持つ人は生きにくい。
発達障害を持っている人が、おかしいのでしょうか?
それとも、常識と思って裏表の社会を生きている人たちがおかしいのでしょうか?
いつもこんなふうに考えさせられます。
Kayのような素敵な女性はなかなかいません。
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